今回紹介させて頂くのは

２７歳の女性の方です。

初診時の主訴は全体的に診てほしいとのことでした。

レントゲンを撮影してみると、左上の奥歯はボロボロで根っこだけになっており

（レントゲン画像赤丸部）

右上の奥歯は根っこの先に膿が大きく溜まっているような状態でした。

（レントゲン画像青丸部）

そこで治療計画について相談させて頂きました。

まずは歯磨きの指導を行い

もう少しプラークコントロールを良好にした上で

左上のボロボロの歯は右下の親知らずがちょうどいい大きさなのでそれを移植

歯石とりも行いながら

右上はマイクロスコープによる根の治療を行い

他の虫歯の治療も順に治療していく

という流れになりました。

治療が落ち着いてくると患者様もモチベーションが高まり

ホワイトニングも希望されました。

術後２年ほど経ち（写真はホワイトニング後１年ほど）

移植した部位も含めて問題なく

マイクロスコープによる根管治療をしたところは

レントゲン像でしっかり治っていました。

患者様はとても満足され、今ではセルフケアもしっかり確立されています。

２０、３０代で歯を抜かなければいけなくなった場合

親知らずがまだ健全に残っているのであれば

保険内でもできる移植はお勧めです。