こんにちは。古橋歯科です。

今回紹介させていただくのは

７６歳の女性の方で

「前歯がぐらついてきたのが気になる」と言うことでした。

検査してみると前歯で骨吸収がかなり進んでる歯があり、

噛むたびにぐらぐら揺れている状態。

レントゲンを撮ると根の先の方まで歯周病で骨が溶けていました。（赤線部）

歯周ポケットは１０mm、動揺度も２度で

いつ抜歯になってもおかしくないという状況。

とは言え一旦落ち着いてまずはしっかりブラッシング指導を行いました。

患者さんも何とか丁寧に磨いてもらえるようになり

衛生士による歯石除去、再評価を行った後

再生療法を行うか相談させて頂いたところ、

これで歯が残せるのならやってみたい！とのことでさせて頂きました。

そして術後半年ほどでレントゲン上で、完全では無いですが

歯周病で溶けてしまった骨が回復してきたのが確認できました。

ポケットは４mmと完全に無くなったわけではありませんが

動揺もすっかり落ち着いて

「抜かずにまた自分の歯でしっかり咬めるようになり

歯ブラシもちゃんとやった甲斐があって本当によかった」

と喜んでおりました。

現在３年ほど経ち、問題ないまま経過しております。

歯周病でお困りの方、抜歯と言われて悩んでいる方は是非御相談下さい。